今年の9月に結婚式を挙げる予定です。
今年は祝日(秋分の日)が大安でしたので
早めに予約をしていましたが、知人から
「お彼岸に結婚式を挙げるのは縁起が悪いんじゃない?」
「秋分=お彼岸の中日にゲストを呼ぶのは非常識では?」
という意見もあり、いまさらながら日取りを悩んでいます。
いまさら変更も難しいのですがなにかよいアドバイスがあればお願いします。
回答
お彼岸の結婚式でも大安なら縁起は良
今年(2016年)の『秋分の日』は大安とお日柄もよく、式場を予約されている方も多いようです。
おっしゃられるように、秋分の日は「お彼岸の中日」でもあり、ご先祖さまを供養するためにお供えやお参りをする仏事の期間となるので、結婚式などのお祝い事には縁起が悪いと言われる方もいますが、仏滅のようなものではなくお日柄が大安吉日であれば問題はありません。
3月・9月『お彼岸の中日』の結婚式も増えてます
お彼岸の期間は、3月と9月の春分の日・秋分の日の前後3日間ですが、この時期は気候的にも穏やかになり始める頃で9月はとくに連休(シルバーウィーク)となるため、この期間を利用して結婚式を挙げる方も増えています。
とはいえ、お彼岸に実家に帰省してお墓参りをされるご予定の方もおられますし、ご年配の方ほど仏事には気を配られるので
非常識にならない結婚式の日取りの理由を
わざわざ忙しいお彼岸(連休中)にご列席いただきますので、この日取りでなくてはならなかった理由・意味を用意しておくとご年配ゲストの方にもご納得いただけます。
もちろん、正直に言えば「費用」や「二人の時間の都合」などになりますが、今回のように『大安』というお日柄や、新郎新婦や家族のエピソードなどを披露宴前に司会の方から少し付け加えてもらうのもおすすめです。
お彼岸の結婚式は招待状に心配りを
お彼岸の結婚式は、先方にもご都合があることも多いので披露宴当日だけでなく招待状にも
- お彼岸に結婚式を挙げることにした理由
- お忙しい期間なのに申し訳ない
という心配りを招待状のメッセージとして添えておくのがおすすめです。
とくに、主賓や会社の上司・ご年配の親族にはきちんと伝えておきましょう。
結婚式招待状の送付時期~お彼岸の3か月前に
通常の結婚式であれば、招待状の送付は1ヵ月前でも間に合いますが、9月のシルバーウィークなど連休期間中に挙げる結婚式の場合、なるべく早め3ヶ月前には送っておくのがおすすめです。
最近の飛行機は、早割などでチケットを安く買えるため連休の3か月前から予約し旅行の計画をたてる方も多く、すでに予定を入れられてしまうとキャンセルもしづらく、結婚式を欠席する状況にもなります。
また、遠方からお越しいただく方も日取りが早めに決まっていれば、格安のチケットなども入手しやすいのでお彼岸の結婚式は早めの招待状の送付がおすすめです。
お彼岸中+仏滅の結婚式は避けて
お彼岸中に結婚式を挙げるのがOKでも、やはり仏滅は避けるのが無難です。
上記のように、忙しい連休中に結婚式にお呼びした理由を用意したとしても、それに「仏滅」が加わってしまうと「費用を抑えるため」というイメージが先行してしまい、安くするためにお彼岸の期間を選んだという気持ちを持たれ『非常識』と思われてしまいます。
以上、簡単ですがお彼岸の結婚式のマナーと気をつけておきたいポイントをまとめてみました。