結婚式の感動シーン『両親への手紙』をさらに盛り上げるのがBGMに流れるステキな曲。キレイなピアノの音色やオルゴールの奏でる儚いメロディなど歌詞無し(インストゥルメンタル)BGMが定番。意外にむずかしい『両親への手紙』シーンでの曲選びのコツをまとめ。
目次
手紙の構成・朗読時間にあわせて2曲
両親への手紙は、ゆっくり落ち着いて朗読するうえに感情が高まって涙で手紙が読めなくなったりと最低でも朗読時間5分はみておきたいところ。 曲によってはループで使えるものもありますが「2曲」での構成がおすすめ。 前半は両親との楽しい思い出・エピソードを笑顔で話す明るめの曲、後半は両親への想いと感謝を伝える感動的な曲で盛り上げます。
- 「花嫁の手紙」の一般的な構成
- 書き出し(感謝・呼びかけ)⇒回想(エピソード・思い出)⇒結び(お礼・抱負)
手紙の朗読スピードにあわせたしっとりスローな曲
ピアノ・オルゴールは、ほかの楽器にくらべてやさしい音色なのでどれを選んでも「花嫁の言葉」をジャマせず聴きやすくはあるのですがなるべくスローテンポの曲を選ぶのがおすすめです。両親への手紙はゆっくりと感情を込めて伝えるものですから、軽快なアップテンポのメロディにしてしまうとついつい朗読スピードが曲につられてしまいがちに。
- 「カノン」 パッヘルベル
- クラシック音楽の名曲「カノン」ゆったり落ち着いたメロディが会場の空気を優しく優雅に彩ってくれます。
歌詞無しでも歌詞やイメージが伝わる定番曲
花嫁の言葉が主役ですからもちろん歌詞はいりませんが、だれも知らない歌詞無しのBGMはゲストが感情移入しにくいもの。誰もがしっている結婚式定番曲のピアノ・オルゴールソングを使うと、歌詞が自然と頭に浮かび、曲のイメージ・情景も伝わりゲストの気持ちを引き込めます。
- 「家族になろうよ」 福山雅治
- メロディだけで歌詞が頭に浮かぶウエディングソングの定番曲。家族への感謝をテーマにした「両親への手紙」にピッタリの曲
年配の方でもわかる往年の洋楽・名曲
列席者にご年配の方が多い場合は、最新の流行曲などは聞き馴染みがなくやはり心に響きません。なによりも「花嫁の手紙」を聞かせたい、届けたいのは年上のご両親。世代を超えて共感できる曲選びが一番のコツです。
- 「LetItBe」ビートルズ
- 若い世代から両親世代まで幅広い層にファンの多い「ビートルズ」のあの名曲をオルゴールソングで。
- 「ありがとう」 いきものがかり
- テレビはあまり観ないご年配の方でも「NHK連続テレビ小説」だけは別格。「ありがとう」で始まる歌いだしがすっと耳に入る全世代に使いやすい1曲
式場で使える音源を視聴して選曲
ピアノやオルゴールのBGMは原曲をアレンジしているので、リズムや曲調がオリジナルと大きく違うことがあります。特にピアノソングは奏者や演奏するピアノの種類によっても雰囲気ががらっと変わるので要注意!
持ち込みではなく結婚式場や専属業者さんのBGM・曲を使う場合は、できるだけ持っている音源を視聴させてもらうようにしましょう。いざ流してみたら曲のイメージが手紙にあわないということがないように。