結婚式に列席いただいたゲストのみなさまに新郎新婦から感謝の気持ちを込めて贈るメッセージカード(サンキューカード)
披露宴開始前の簡単なご挨拶代りにもなる大事なペーパーアイテム演出ですが、
短かい一言とはいえゲスト全員分の手書きメッセージとなると結構なボリューム。
書き方も両親・義父母・親戚・兄弟・いとこ・上司・友人etc書き分けはとても大変!
ですが。。。
目次
書き方のコツ1~構成を掴めばメッセージカードは簡単
たくさんのゲストそれぞれにあわせた文章が必要な「メッセージカード」も書き方のコツ(構成)さえつかんでしまえば、文章を書くのが苦手という人でもゲストの心に届くメッセージがサクサク書けるようになっちゃいます。
現在・過去・未来の構成を意識して書いてみる
まずはいくつか例文を見てみます。
- 親戚・いとこ向き例文
- 本日はおいそがしい中 ご出席ありがとうございます
皆様のおかげで この日を迎えることができました
これからも どうぞ宜しくお願いいたします - 会社の上司・恩師向き例文
- 私たちが 今日の日を迎えられたのも
日頃の○○さんの指導のおかげと感じております
これからも公私共に よろしくお願いいたします - 友人・同僚向き例文
- 今日は来てくれてありがとう!
ふたりとも○○さんには本当に感謝してます
ささやかですが 披露宴楽しまれてください
どなたに書くメッセージカードでもまずは今日お越しいただいたことへのお礼「現在」から始まり、
これまでお世話になったことや新郎新婦との思い出といった「過去」に触れ、
これから始まる新郎新婦とゲストの「未来」を想像してもらえる文章で〆るのが基本です。
定番の構成を崩して心に届くメッセージにする
↑で紹介した構成はあくまで基本(定番)ですので、さらっと読まれてしまいます。そこであえて構成を逆転させることで読み手に違和感を与え、感情の込もった心に残るメッセージに演出できます。また、関わりが少ない親戚の方や友人で短くあっさり済ませたい相手ならば「過去」を省略する方法でアレンジします。
- 過去・現在・未来の例文
- ○○さんの日頃の指導のおかげで
今日の日を迎えることができた と感じております
これからも公私共に よろしくお願いいたします - 過去・未来・現在の例文
- ふたりとも○○さんには本当に感謝してます
ささやかですが 披露宴楽しまれてください
今日は来てくれてありがとう! - 現在・未来の例文
- 本日はお立ち会いいただき 本当に嬉しく思っています
今後とも末永く お付き合いをお願いいたします
書き方のコツ2~短い文例・言葉で手作りメッセージ
ゲストに伝えたい言葉・メッセージは様々ですが、親族・上司・友人などそれぞれによく使う一言(フレーズ)が存在します。そのフレーズを組み合わせることで簡単に文章が作れます。
ゲスト共通のメッセージ用フレーズ
ゲスト全般に使えるいわゆる無難な文例です。まずはこのフレーズをメインに文章を作って各ゲストごとのフレーズを追加していきましょう。
- 本日はおいそがしい中
- 新しい門出となるこの日に
- ご遠方から足をお運びいただき
- ご出席いただき
- お立ち会いいただき
- ありがとうございます
- 心から嬉しく思います
- 今日この日を迎えられたのも
- 皆さまの温かい支えのおかげで
- 今後ともお力添えを
- これからもお世話になるかと
- 暖かく見守って
- ささやかながら披露宴を
- 限られた時間ではありますが
- これからもどうぞ宜しくお願いします
- 末永くお付き合いください
両親への一言フレーズ
両親へのメッセージはこれまで育ててくれたことへの感謝と家族が増えこれからもお世話になりますというお願いも込めた文章に。新婦側両親には『花嫁の手紙』もあるので短めでもOK。
- 今まで育ててくれて
- 親孝行していきたい
- 小さい頃のことを昨日のように
- 優しく見守ってくれた
- ふたりの間に生まれた
- 二人のような夫婦に
- これからも家族みんなで
義父母への一言フレーズ
新郎新婦それぞれの義父母に送るメッセージは、これから2人で幸せな家庭を作っていく決意を見せとくに新婦の父には娘を幸せにしてくれる安心感のある文章に。
- 未熟なふたりですが
- 二人で力をあわせて歩んで
- 幸せな家庭を気づいて
- 暖かく見守っていただきたく
- これからも末永く
兄弟・姉妹への一言フレーズ
兄弟・姉妹ではやはり小さいころのエピソードを絡めたメッセージがおすすめ。憧れだったなど普段は口に出さ財気持ちを書けるのも結婚式ならでは。
- 昔みたいに
- 小さい頃から仲良し
- ケンカもよくしたけど
- いつも一緒に遊んで
- 一番身近な
- 目標・憧れの人
- これからも仲良く
- 子どもができたら
親戚・いとこへの一言フレーズ
普段、疎遠になっている親戚の方にはなかなかメッセージが思い浮かばないもの。昔の思い出をひっぱりだすかこれからも親戚として末永くお付き合いするようなニュアンスの文章が無難です。
- 小さい頃から可愛がって
- 昔はよく遊んで
- 親子そろってこれからも
- お手本にさせていただき
- お力添えいただき
- 家族ぐるみで
- 末永くお付き合い
会社の上司・先輩、恩師への一言フレーズ
普段からお世話になっている上司や先輩には言いたいことがあっても率直に感謝の気持ちとこれからもお願いしますというお願いを書きましょう。恩師へは学生のころの思い出とそのおかげで今があることを告げる文章を。
- ご指導いただき
- お世話になり
- 公私ともにこれからも
- 精進いたしますので
- 至らない点もございますが
- お手本にさせていただき
- 一人前になれるよう
- 一所懸命に
- これからも頑張ります
- あの時の時間があるから
- 先生のおかげで
友人・同僚への一言フレーズ
堅苦しい文章はよそよそしさを与えてしまうので、崩し過ぎない範囲で気さくな文章を心掛けます。新婚生活がはじまれば新居へ招待したり、子どもができれば家族ぐるみでお付き合いしたりとこれから先の楽しみも伝わる文章がGoodです。
- いつも一緒に
- いっしょに飲みに
- ひさしぶりに会えて
- 子供ができたら
- 家族ぐるみのつきあい
- これからも変わらず
- 新居の方にも遊びに
- 次は○○さんの番
- 今日は楽しい時間を過ごして
受付・余興を頼んだ友人・同僚への一言フレーズ
受付をお願いしたゲストにはお礼・お心づけを渡しますが、やはり一言お礼の言葉が添えられているのは嬉しいものです。そしてどちらも2次会に参加する可能性が高いゲストですので2次会への期待感を煽っておくのもアイデアです。
- いつも助けてくれて
- ありがとう
- ささやかですけどお礼の気持ち
- すっごく楽しみに
- 今日は食事もたくさん
- 2次会も盛り上がりましょう
書き方のコツ3~禁句(忌み言葉)や句読点に注意
結婚式では使ってはいけない・使わない方がいい『忌み言葉』が多々あります。もちろん「切」「別」「離」「壊」などが含まれる言葉は使わないものの、「色々」「度々」などの繰り返しを意味する言葉であったり、「また」「2回」などの再婚をイメージするような言葉、そしてよく使う「お忙しい」の「忙」には「亡」が入っているなど普通に使ってしまいそうな下記のような文例には要注意!ほかの言い回しに替えて表現するのがおすすめです。
- 今日はお忙しい中 ⇒ 今日はおいそがしい中
- 本日はご多忙のところ ⇒ 本日はご多用のところ
- 親子共々これからも ⇒ 親子揃ってこれからも
- また一緒に飲みに ⇒ これからも一緒に飲みに
- いろいろありがとう ⇒ 本当にありがとう
また、句読点『、』『。』も文章の区切りや終わりとなるものですので使用せず、代わりに『 』全角スペースを空けるのが一般的です。
『忌み言葉』を使っていないか、『句読点』を使っていないかをWeb上で簡単にチェックしてくれるサービスもあるので、メッセージカードを手作りする際はぜひ利用されてみてください。
絶対使ってはいけない言葉以外はそれほどシビアになる必要はありませんが、ご年配の方には「縁起」を気にされる方もまだまだおられるので大切なゲストへの言葉・メッセージは慎重に選びましょう。
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