幸せな結婚というイベントでも、大きな環境の変化を目前にすると心(深層心理)がブレーキをかけ「不安」や「憂鬱」な気分になってしまういわゆる『マリッジブルー』 一般的なイメージでは女性がなりやすいものという認識ですが、男性にもこのマリッジブルーはやってきます。女性とは少し違った原因で起こる男性型の特徴は。。。
目次
男性型「マリッジブルー」の症状
結婚準備を進めるなかで、男性にこんな症状が出たら要注意!
- 会話をしていても笑顔がない
- 食欲がない・お酒やお菓子を過食気味
- ぐっすり眠れていない
- 仕事に焦りを感じる
- イライラして会話がケンカごしになる
- なにもやる気がおきない
男性がマリッジブルー!?と思うかもしれませんが、人の心は繊細なもの。それが原因で「婚約破棄」「破断」という悲しい別れが訪れないようにしっかりと心のケア(予防・解消)が大切です。
おもな原因と解消法(本人)・対処法(周囲)
金銭感覚のズレ・経済的な問題
結婚式に300万円近く費用がかかるという漠然とした認識はあるものの、実際に内訳を見たときに「ドレスをレンタルするだけでこんなに!」と予想以上の相場に面食らう人も多々。
プランナーさんが勧める「装花」や「演出」のオプションでどんどんあがる見積り費用。
新婦の望む結婚式のレベルに金銭感覚のズレが感じられ、「一生に一度のことだから~」の殺し文句でだんだん表情や感情が表せなくなってきます。
解消法
結婚式費用の漠然とした相場だけでなく内訳をしっかり知っておけば、想定外の金額での対応も柔軟にできます。
身近な既婚の先輩カップルや口コミ・結婚情報サイトなどの具体的な結婚費用をリサーチし、その情報を根拠にプランナーや彼女と話し合えば納得のいく予算組みができるはずです。
対処法
頼りがいのある男性でも、婚約指輪や結納金も含めて大きな出費が続くと金銭的な不安がどうしても生まれます。
とくにゲストのための「料理」や「引き出物」にはお金をかけることが理解できても、ウエディングドレスのレンタル料(お色直しの回数)には納得できない男性が多くズレが生じやすいポイント。予算について今後の結婚生活のことも含め、式場に行く前にふたりでしっかり打合せをしておきましょう。
仕事をしながら結婚準備をする焦り
「結婚式」はふたりが協同で行う最初のプロジェクト。 決められた目標(挙式)に向かって計画をたて、100万円を超える予算を組み、関係各所との交渉を進める。
そんな一大プロジェクトをたった二人で、仕事の合間や休日を利用して行わなければなりませんから当然「遅れ」が出ます。どれくらい遅れているのか?あとどれだけやることがあるのか正体のわからない「焦り」で、イライラしたり憂鬱な気分になったりします。
解消法
結婚準備がいかに壮大なプロジェクトかを把握して、仕事とのバランスをみてしっかり計画を練って取り組めば準備が遅れた場合でも遅れの度合いがわかるので「焦り」は抑えられるはずです。
対処法
仕事と結婚準備に日々追われると本当の休みがとれず、男性も女性もストレスと疲れがたまっていきます。
忙しくて焦る気持ちもありますが、結婚準備をしなくてもいい「ふたりの休日」を月に1~2回はとりましょう。結婚準備のことをその日は忘れ、映画やショッピング・美味しい食事など楽しいデートをしてふたりでいることの喜びをしっかり心に刻み次の休みまで頑張りましょう。
人間関係へのストレス
結婚が決まれば、先方のご両親への挨拶に始まり、上司への結婚報告やスピーチのお願い、招待する親族・友人・同僚の選定、プランナーさんとの交渉などさまざまな人とのお付き合いが必要です。
人付き合いが苦手な男性にとってはやはりストレスになりますし、結婚すればこれからお付き合いする人の数が倍になるということでも「うつ」な状態になる方は多いようです。
解消法
営業(人付き合い)が苦手な男性も増えてきていますので、あまりにも心の負担になるようであれば、新婦と両家のご両親と相談して、招待ゲストを減らす・親族身内だけのファミリー婚にするなども選択肢のひとつです。
対処法
人間関係は会社や友人だけでなく親族や身内のなかでも複雑なもの。あなたが新郎にとって一番の心のよりどころ(相談相手)であるように、それぞれの悩みを共有できるコミュニケ―ション方法を見つけましょう。
将来への不安・自信喪失
前述の金銭面・人間関係どちらにもあてはまる将来への不安。
結婚準備の段階でふたりの意見や行動に食い違いがあると「本当にこの人と暮らしていけるのか?」という不安や、 新居・新婚生活の準備をする中で「子どもが生まれて自分は家族を養っていけるのか・・・」といった自信喪失も
解消法
自分の気持ちをもう一度整理してみましょう。なぜ結婚して夫婦になるのか?
「自分が家族を守っていく」という責任感は大事ですが、どんなことも「この人と一緒に乗り越えていく」という決意が一番大切です。 家族の将来についてしっかりとふたりで話してみましょう。
対処法
意見の食い違いが出たときプランナーさんや新郎の両親はどちらかといえば新婦さんの味方です。
新郎はまわりに協調してくれる人がいない疎外感が続くと結婚生活やふたりの将来への自信を喪失し「婚約破棄」という事態に。
どんなに正しくても、多勢で男性の意見を却下するのは控えめにしましょう。
まわりに相談ができない男性だからこそ要注意!
男性型マリッジブルーのおもな原因は、以上のようなものが挙げられますが、それ以外にも「自分の自由にできる時間・お金がなくなる」「元カノから連絡があって」などさまざまです。
そして、男性のマリッジブルーが女性のそれと大きく違うのが 「まわりの人たちに相談しない(できない)」 という点、ひとりで考えひとりで結論を出そうとしてしまいます。
だからこそ「症状」を見かけたら周囲からそっとフォローしてあげるのが大切です。