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新郎新婦に結婚式や2次会でのビデオ撮影を頼まれたら
お祝いごとですので快く受けたいものですが、結婚式場や披露宴会場は
「たくさんのゲストがいる」
「明るさが細かく変化する」
「さまざまな余興や演出がある」
という”特殊な状況”は、ビデオカメラの扱いや写真撮影に慣れた人でも失敗の多いシチュエーション。
『プロ(業者)』にお願いしてもらうのが一番ですが、費用的な問題であったり、別のアングルからあなたらしい作品を撮ってほしい!という気持ちでお願いされることもあるでしょう。
そんなときに、抑えておきたい結婚式・披露宴・2次会の「ビデオ撮影のコツ」をまとめ。
新郎新婦のニーズ~あなたに望むものは?
結婚式のビデオ撮影係をお願いされたら、 新郎新婦があなたに望んでいる撮影(映像) を聞いておくことが大切です。
あなたに「頼んだ理由」で撮影の心構えが違ってくる
- 業者さんに頼むと費用が高かったから
- あなたならではの映像を撮ってほしいから
- たまたまビデオが1台あまったから
1.の場合、カメラマンはあなただけ。当然、結婚式にゲストとしての参加はできません。
つまり、食事やお酒を味わう・余興を楽しむヒマはありません。「仕事」としての心構えで、式次第の確認・機材準備・体調管理など撮影作業に本気で取り組むこととなります。
※その場合、慣習として新郎新婦から謝礼(3万円程度)をいただくことが多いようです。
2.でほかにも業者などの撮影担当者がいる場合や、3.のケースならば「自分なりの撮影を楽しむ」程度の気持ちで大丈夫です。 ただし、業者(プロ)の邪魔をしないようにする「気配り」は大切です。
また、2.3.の場合でも新郎新婦に「どんな画・シーンがほしいのか」は確認しておきましょう。
業者さんは基本、新郎新婦を中心に撮影します。同じように新郎新婦をメインに撮っても業者と同じようなものしか録れていなかったということに。
(当然クオリティはプロのほうが・・・)
そうならないためにも、きちんと新郎新婦のニーズを引き出しておくのが撮影で失敗しないコツです。
たとえば、あなたに録ってほしい画は
- 新郎新婦の別アングルや引きの映像
- 新郎新婦ではなくゲストの動きや表情
- 式場全体の雰囲気
といった要望があるかもしれません。
撮影した後に、お互いが後悔しないようしっかりコミュニケーションをとっておきましょう。
式次第・席次表をしっかり確認!
新郎新婦がどこから入場するのか?
キャンドルサービスはどの流れで回るのか?
両親への手紙~それぞれの立ち位置は?etc
披露宴の式次第(スケジュール)と席次表(ポジション)を把握しておくことでスムーズなカメラワークができます。とくにサプライズ演出がある場合は、
突然の出来事で撮り損ねる…
ということを防ぐためにも「ネタバレ」にはなりますが、新郎新婦に事前に内容を教えてもらいましょう。もしくは「このタイミングで、このあたりを撮っておいてほしい」と少しだけヒントをもらっておくとかでも余裕をもって撮影ができます。
披露宴だけでも2~3時間、挙式から撮影となると4~5時間の長丁場。 バッテリーの交換タイミングや自分の休憩時間も含めてシミュレーションしておきましょう。
ビデオカメラは早めに借りてテスト撮影を!
自分が持っているカメラならば練習なしでも操作方法はわかりますが、新郎新婦がカメラを用意する場合はなるべく早めに借りてテスト撮影をしてみるのがおすすめ。
しかし、新郎新婦がレンタルサービスなどで借りる場合「式の前日・当日」に渡されることも。
そんな時はビデオカメラのメーカー・型式だけでも聞いておきましょう。メーカーのホームページでマニュアル(取扱説明書)のPDFをダウンロードできる製品もあるので下調べを。