お色直し~新郎新婦再入場
最初の入場よりもアクティブに
お色直し後の新郎新婦入場は、ゲストもお酒が入りかしこまった最初の入場よりも明るくラフな雰囲気になります。ビデオ撮影も三脚を使わずにアクティブな動きのある映像があいます。
新婦が撮ってほしいお色直し衣装
お色直しというだけあって二人の衣装も撮影のポイント。とくに新婦は色内掛けにするかカラードレスにするか悩みに悩んで決めた一着なので上から下までカメラに撮ってほしいもの。
キャンドルサービス
動きにあわせてベストポジションを確保
入場シーンと違ってさまざまな角度からの撮影が必要になり、先読みしたポジション取りが重要になります。進行の邪魔にもならないよう事前にプランナーさんからテーブルを回る順番を確認しておくのが失敗しないコツです。
繰り返し作業でも映像にメリハリ
最初の1組目は、ご挨拶・点火と新郎新婦の所作をメインで撮りますが、テーブルの数が多いと何度も同じ作業の繰り返しで、新郎新婦の表情もカメラの映像も単調になってきます。撮影するアングルを変えたり、ゲストの表情も撮ってメリハリのある映像に。
スポットライトの向きに注意!
ろうそくの炎がきわ立つように、キャンドルサービスシーンは会場を暗くし、新郎新婦にスポットライトがあてられるので逆光で新郎新婦が黒つぶれしないように注意。
メインキャンドル点火は滑らかなズームで
キャンドルサービスの最高潮はメインキャンドルへの点火。ケーキ入刀と同じでスムーズなズームイン・アウトが映像のクオリティを分けます。点火時は少し早めにズームイン、点火後はゆっくりとアウトして新郎新婦とキャンドルが収まる構図でFIX(固定)。
ダンス余興
最近の余興はサプライズ演出が多数
最近の余興はサプライズ演出が多いので打ち合わせしていないと完全に撮り損ねます。新郎新婦や余興担当ゲストからタイミングや場所のヒントだけでも聞き出しておきましょう。
披露宴会場全体がターゲット
流行りのフラッシュモブなどが仕込まれている場合は、式場全体を撮影して個別のダンス演出撮影は諦めましょう。ラストに新郎から新婦へのサプライズで、新郎が踊りだす演出パターンが多いので、そのシーンだけは近くに寄るかズームで狙います。
参考ムービーは逆パターンで新婦が踊りだします。そういったケースもあるので注意。
ビデオ余興
ムービーではなくゲストの様子を撮る
オープニングムービーや新郎新婦のプロフィールビデオ(生い立ちムービー)、友人や同僚からのお祝いメッセージムービーなどの「映像」は後日、新郎新婦に渡されるので基本的に撮影はしません。
かわりに、上映されるムービーを鑑賞するゲストやご両親の表情を撮影するのが喜ばれます。あとから編集でワイプにすることも可能です。
花嫁から両親への手紙
「新婦の手紙」ヤメました。笑いも含めた素敵な花嫁のスピーチに聴き入ってしまいます。
新郎新婦と両親の立ち位置・距離
花嫁がメッセージを読む場所は基本的に「高砂」で両親のテーブルは会場入り口近くになるため披露宴会場によってはそれぞれの距離が予想以上にあります。その状況でパンとズームを繰り返すと落ち着きのない映像酔いする作品に。一番の対策はビデオカメラを2台用意すること。こちらの記事でも紹介していますが「2台撮影」はなにかと便利です。
花嫁と両親の表情は思い切ったズームで
花嫁から両親への手紙シーンの醍醐味と言えば、涙を堪える花嫁と両親(とくに父親)の表情。中途半端にズームするよりも瞳を中心に顔をどアップで撮るのも気持ちが伝わる映像に。
両親への花束贈呈
新郎新婦・ご両家両親みんなが入る構図に
立ち位置が意外に難しい両親への花束贈呈シーン。真横に立つと4人並んだ両親の一番奥の方がかぶって見えない正面にまわり込むと新郎新婦の顔が見えない。非常に難しいシーンですがおすすめは真横に立ちゆっくりと左右に移動し、新郎新婦・両親を交互撮りする方法になります。
新郎新婦・ご両家両親のお見送り
新郎新婦と披露宴会場を退出するか残ってゲストを撮るか
新郎新婦を追って撮影したまま会場の外で撮影準備するのが定番ですが、最近では新郎新婦が退出後、撮って出しのエンドロールムービーをゲストに観覧してもらい、その間にお見送りのプチギフトなどを準備するケースが多いので「撮影準備」をするか「ゲスト」を撮るか迷いどころ。
新郎新婦が見れないシーンということでやはりギリギリまで披露宴会場を撮影するのがおすすめです。
向かい合うシーンではゲストの表情を優先で
両親への花束贈呈と同じく向かい合う人を撮るのは難しい構図ですが、お見送りは新郎新婦側からゲストの表情を撮るのを優先で。