奮発した婚約指輪に、夜景の見える最高のシチュエーション、心に刺さる言葉も用意して「プロポーズ」の一大プロジェクトを見事成し遂げた男性は一仕事終えた満足感。
ですが、ここまでは仕事でいうとコンペで受注を獲ってきた段階。これから始まる結婚準備という壮大なプロジェクトが待っています。
結婚披露宴が会社の仕事だったらこんな感じ…
「300万予算で80人ぐらい集める案件が獲れたから、これ2人でやってもらえる?」
「通常業務はいつもどおりやってもらって合間でチャチャっとやる感じに」
「あっ!経費落ちないから自分たちのポケットマネーで出しといてね」
普段からこんな無理難題を受けてる方ならば「またか!」でしょうけど、普通の人はツッコミどころ満載で逆に笑えるシチュエーション。それが結婚披露宴の準備なんです。
この事実を知らないと、理解不能な多忙さにだんだんイライラ、パートナーとの喧嘩が増え、心がポキッと折れてしまい自信喪失⇒マリッジブルーという結果も。
そうならないようプロジェクト(結婚披露宴)の全貌を把握してしっかりとした心構えでのぞみましょう!
結婚披露宴プロジェクト
結婚披露宴をわかりやすい「仕事」にたとえてプロジェクトの全貌をまとめ。
概要
ふたりの新しい門出をお伝えし、これまでお世話になった感謝を込めたおもてなしをするため、関係各所の方を招いた宴(結婚式・披露宴)を催します。※80~100人程度
スケジュール・納期
挙式日という決められた期限に間に合うようスケジュールを調整。
普段の業務(お仕事)は通常通りなので作業は空き時間・休日を使って行います。
メンバー
基本的にあなたとパートナーの2人だけとなります。
予算・資金
式場・料理・衣装・演出などご招待するゲストの人数にもよりますが、300万円を超える予算になります。
費用は二人が貯めてきた「結婚準備資金」からとなるので、経費は領収を切っても返ってきません。※会費(ご祝儀)はいただけます。
会場選定(下見・見積・値段交渉)
会場候補を下見し、料理や演出などを含め見積りをとります。決められた予算で収まるように値段交渉なども必要になります。
自社開発・外注
予算を抑えるためにプロフィールビデオや招待状など手作りできるものは自社で開発制作(自作)します。
式場提携先よりもお得な取引先(友人)や外部業者があればそちらへの外注も検討します。
来賓への連絡
招待する親族・上司・友人・同僚など取引先各位のリストアップを行い、参加・不参加の確認を取るため招待状をお送りします。
上司へは招待状を贈る前に直接お会いして、結婚の報告をするのもマナーです。
スピーチ等の依頼
当日に祝辞・スピーチをいただく主賓や、余興を披露していただく友人と依頼・打ち合わせを行います。
もちろん主賓へはメールや手紙ではなく直接お伺いして主旨を伝えてお願いします。
上長への確認
結婚式・披露宴の詳細については必ず上長(両親)に報告・連絡・相談します。
新郎側・新婦側それぞれに上長がいるので、意見の食い違いなども。。。
その場合も円滑なすり合わせを行います。
パートナーの体調管理・ケア
無理なダイエットをしていないか?マリッジブルーになっていないか?
協同作業するパートナーの体調にも気を付け、心のケアも図ります。
結婚披露宴プロジェクトの業務内容は把握できましたか?
仕事の合間で簡単に両立するのは決して簡単じゃない!ということを知っただけでも「理解不能な忙しさ」ではなくなるので対処法もたてられイライラも少しは抑えられるはずです。
新郎新婦の初めての共同作業ですから新婦だけにまかせたりせず、2人で力をあわせて乗り越えていきましょう!